シリコンバレー銀行の経営破綻に影響され、米ドルに連動するステーブルコイン「USDC」が1ドルから0.88ドルへ下落しました。
これは「USDC」を発行する会社Circleがシリコンバレー銀行に33億ドルの送金が未処理であることが発表されたことが発端となりました。
発表がされたと同時に信用不安が広がり「USDC」の取り付け騒ぎで、ドルとの乖離が発生しましたが、下落後にCircleが「全てのUSDCをドルと一対一で交換できる」と延べ、USDCは下落から3日後に1ドルまで復活しました。
そもそもステーブルコインとは法定通貨に連動し値動きをする価格変動の少ない仮想通貨であり、その種類は3種類に分けられます。
1.法定通貨を担保としたコイン
2.暗号資産を担保にした通貨
3.市場の需要に応じて供給量を決めるコイン
この中でUSDCは法定通貨と短期国債を担保にしたステーブルコインであり、準備金を証明することができたからこそ、復活を果たすことができました。
「USDT(テザー)」や「USDC」は法定通貨担保型のステーブルコインであり、日本で取り扱いのあるステーブルコイン「DAI」は仮想通貨担保型のステーブルコインになります。
裏付けとなる法定通貨の保有や仮想通貨の暴落がステーブルコインの信用失墜に繋がり暴落を招くことになります。